生のギネスビール樽開けたてです

皆さんこんにちは。

インシグニアの須貝です。

今日はあいにくの雨ですね。

台風の予報も出ておりますし、何とか週末はそれて天気が良くなることを願っております。

先日ギネスビールの樽を入れ替えました。

恵比寿のオーセンティックバーでは生のギネスビールを扱っているのはインシグニアだけです。

(パブは別ですが・・・)

実は私、ビールの中でもギネスビールが大好きなのです。

5年程前になりますが、本場アイルランドにも行きギネスビールの醸造所も見学してきました。

その際はバーテンダーとしてメーカーさんのご招待ということもあり、一般の方では見学できない施設まで

観て回ることができました。

丁度醸造所も建て替えたばかりで新しくなってから入った人では職員以外だと第一号だよ!

と言われ喜んだこともまだ記憶に新しいです(笑)

これはウィキペディアにも載っている話ですが、ギネスビールの創業者アーサーギネス氏は

1759年にアイルランドのダブリンにあるセントジェームズゲート醸造所を年間45ポンドで

向こう9000年間の契約で借りています。

9000年って・・・(笑)

こちらの契約書は醸造所の敷地内の床に埋め込む形で保管されており、

見学者は誰でも見ることができます。

また、こちらは直接聞いた話ですがギネスビールが何故スタウトビール(黒ビール)の中でも苦みが柔らかいのかと言うと

原料の水、大麦麦芽、ホップ、イースト菌の中の大麦麦芽に特徴があり、使用する大麦麦芽のうち

わずか5%のみローストしたものを使用するのだとか。

実際にロースト前の麦芽とロースト後の麦芽を試食させてもらえましたが、わずか5%の量であの風味が出るというのは

驚きです。

しかもロースト麦芽を直接食べても苦過ぎず香ばしい、まるでコーヒーのようでした。

ただ、同じようにローストしても毎回同じ味わいのわけにはいかないので使用する量は都度微調整するそうです。

その辺はやはり経験と技術が詰まっているのですね。

ちなみにこれは醸造所を案内してくださったスタッフの方が自慢げに話してくれたことですが、

95年にWindows95が発売されました。

その年の世紀の大発明として世界一の賞を獲ったのはWindows95ではなくギネスビールの缶の中にある

泡をクリーミーに仕上げる為の玉です(笑)

缶のギネスビールを飲み干すと缶の中に白いプラスチックの玉が入っているのが分かります。

フローティングヴィジェットというもので、開缶と同時に中で圧力をかけて細かい泡を発生させて

生のギネスビール同様クリーミーな泡を再現するそうです。

仕組みについてはシークレットだと言われ教えてもらえませんでした。

しかし、生のギネスビールの場合、窒素炭酸ガスを使用することで強力な圧をかけるのでより細かな気泡を

生むことができます。

それが美味しさの秘密なのですね。

インシグニアでは料理にもギネスビールを使います。

例えば一番人気の和牛すね肉のギネスカレーやボロネーゼ、ラザニアです。

料理にワインを使うとお肉が柔らかくなったりという効果がありますが、ビールでも同様の効果が得られます。

また、ワインの場合酸味が少し気になりますが、牛肉と野菜をギネスビールでじっくり煮込むと

ビールの苦みがコクとなり丁寧に時間をかけて作ったフォンドボーのような味わいのダシができます。

これに気づいてからギネスビールは飲んで旨し、料理に良し、お気に入りのビールです。

そんな生のギネスビールが飲めるバー「インシグニア」、ちゃんと認定証まで取得したシャムロック(3つ葉のクローバー)

を描いて提供致します。

丁度今週樽開けたてです!

美味しいギネスビールが飲みたくなったら是非お越しください。



ギネスビール


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
・自分へのご褒美に一人飲み
・大切な方へのサプライズや記念日にコース料理
・特別な接待や少人数での貸切も
「四季折々の庭園を眺めながら旨い酒と食事を楽しむ大人の為のバー」
  INSIGNIA ~インシグニア~

   
◇住所〒150-0013東京都渋谷区恵比寿3-3-2ニューケイクレセント3F
◇TEL03-6450-2303
◇営業時間  月~土 18時~05時(04時LO)
         日/祝 18時~24時(23時LO)
◇定休日 不定休
◇最寄り駅JR恵比寿駅/東口7分/西口8分
 東京メトロ日比谷線/恵比寿駅8分/広尾駅9分
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆